ここでは賃貸経営における建築資材・修繕費インフレリスクについて解説しています。賃貸併用住宅オーナーが知っておきたいコスト対策についてもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
ニュース番組などでも報道されている通り、ここ数年、木材や鉄材、コンクリートなど建築資材全般が全世界規模で値上がりしており、またそれらを運搬する費用も比例して値上がりするという事態に見舞われています。そのきっかけとされているのが2020年のコロナ禍です。
いわゆる“ステイホーム”の機運が高まったことにより、より住宅にお金をかけるという潮流がアメリカを筆頭とした先進諸国で広まったことで、建築資材の価格が上昇。需要が集中することで、それら資材の運搬や物流コストも上昇することになり、コロナ禍が終焉してもなお、そうした状況に歯止めがかかっていないというのが実情です。当然ながら、賃貸併用住宅を新築しようとすると、その費用は数年前よりも、さらに高額となってしまうのです。
世界的な建築資材と物流コストの値上がりに加え、日本にとって「泣きっ面に蜂」となっているのが、歴史的な円安ドル高。この状況により、訪日外国人観光客は過去例を見ないレベルで増加。観光業界などで経済効果が得られているとされていますが、その反面、建築資材の多くを輸入に依存している建築業界は為替の差額により、ますます資材にかかるコストが上昇。当然ながら値上がりした分は、建築費用に上乗せせざるを得ません。ある意味、悪循環の見本のような状況であり、賃貸併用住宅を新築するには厳しい時代を迎えてしまっています。
世界的な建築資材の値上がり、円安による日本経済全体への影響に加え、沖縄には沖縄ならではのコスト高を招いてしまう要因というものもあります。その筆頭は何と言っても輸送費。言うまでもなく沖縄は本土から遠く離れているため、その分の輸送コストが上乗せされてしまいます。また台風銀座と呼ばれる土地柄ゆえに、風雨に対する建物の強化も不可欠。
加えて近年の沖縄では環境保護に関する機運が高まっており、エコ建材の使用を求められることによりコスト増を招いてしまうという要因も加わっています。これらの要素が全て重なっていることにより、賃貸併用住宅を新築する場合はもちろん、修繕にもより多くの費用がかかるようになっているということを踏まえておかなければなりません。
上記の通り、賃貸併用住宅を新築するにはいささか厳しい状況に見舞われているタイミングですが、そうしたなかでも、コストを抑制するための方策というものはあります。そのひとつが早期発注。予め工期に余裕を持たせたスケジュールで建設を依頼すれば、施工業者も他の案件と併せた資材の一括仕入れなどを工夫することができ、仕入れコストを抑制することが可能に。ひいては建築全体にかかるコストを下げることにつながります。
もうひとつの有効なコスト対策は、いわゆる「地産地消」。とりわけ沖縄県産の木材の使用は、輸送費を削減できる効果的な手段に他なりません。ちなみに沖縄県産木材は沖縄特有の樹種も多く用いられており、木目や色合い、重さなど様々な個性に富んでいます。沖縄らしさに満ちた賃貸併用住宅を建築するならば、ぜひ使用を検討してみてください。
世界的な建築資材の値上がりや円安傾向は、今後もまだまだ続く可能性があります。賃貸併用住宅の新築を目指すのであれば、本ページでご紹介している内容を踏まえた上で、状況を的確に見極めることが重要になってきます。とは言え、経済に関する情報収集は一般人には限界があり、正しい判断かどうかを下すのもなかなかの重荷です。
「餅は餅屋」の諺に倣い、経済状況に関することは、銀行や信用金庫などの専門家に相談するということが大切です。また賃貸併用住宅を請け負っている建設会社のなかにはお金回りに詳しいというところもありますので、そうした業者から助言を得ることも有効です。何より1人で悩むというのはナンセンス。ぜひ、専門家の力を借りてみてください。
賃貸併用住宅を建てた後、経営のサポートを受けたい方は、ご検討のうえ問い合わせてみてはいかがでしょうか。
このメディアでは、賃貸併用住宅に対する考え方や要望、建てた後の暮らしにあわせて、それぞれ適した沖縄の住宅会社を紹介しています。
どの会社で賃貸併用住宅を建てようか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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